2025.09.05
MG研修で成長し、戻ってきました。
MG研修:決算書作成のその先にある学び
先日、2回目のMG研修に参加しました。前回はひたすら作業に追われ、頭がパンク寸前でしたが、今回は少し視野が広がり、この研修の奥深さを改めて感じることができました。
MG研修は、会社の経営をゲーム形式で学ぶユニークなものです。参加者は、すべての職種の人が経営者となり、体感し、考えることが求められます。仕入れや販売、広告といった意思決定を行い、その結果として決算書を作成する。もちろん、ゲームを有利に進める経営戦略も重要ですが、それ以上に多くのことを学べる場なのです。
「教えない、教える」が示す哲学
この研修で特に印象的なのが、「教えない、教える」という一見矛盾したルールです。これは「助けを求められるまで教えない」という意味。一見不親切に思えますが、実は深い哲学があります。
人は、自ら考えて試行錯誤することで最も成長します。安易に答えを与えてしまうと、その貴重な機会を奪ってしまうことになるのです。研修には膨大な手順書がありますが、慣れないうちは必ずミスが起こります。数字が合わなくなり、行き詰まる。そんな時こそ、自分でなぜ間違えたのかを考え、解決策を見つけ出す力が鍛えられるのです。
助け合いが生み出す温かい文化
とはいえ、自力では解決できないこともあります。そんな時は、周りの人に助けを求めることになります。研修の参加者は皆、自分の作業で手一杯のはず。それでも、勇気を出して「教えてください」と聞けば、皆がとても親身になって丁寧に教えてくれます。
そこには、実際の社会での助け合いや、お互い様の精神があるようにも感じました。今回は、2回目ということもあり、初参加の方から助けを求められ、お答えできたのも嬉しい経験でした。
経営の本質と人生の教訓
MG研修で学べるのは、単なる経営スキルだけではありません。
一つ一つの作業を正確に、丁寧に進めること。そして、全てを完璧に理解していなくても、決められたことを忠実に進めることで、自ずと理解が深まるという学び。これは、私なりの解釈ですが、「守破離」の精神に似ていると感じました。これらの要素は、経営に限らず、あらゆる仕事や人生の場面で役立つものです。
MG研修は、単に決算書作成の技術を学ぶ場ではなく、経営者を含むすべての職種の社員が、経営を経験し、人としての成長を促してくれる、まさに奥の深い研修でした。
最後に、この場で感謝を伝えたいと思います。初回参加時は、西村さん、山名さん。そして、今回お世話になった中田さん、中津さん、牧さん。また、現在お打ち合わせ中のお客様にも、研修に向けて温かい応援の言葉を多数いただきました。心より感謝申し上げます。そして何より、会場で出会ったすべての参加者の皆さん。本当にありがとうございました。
カイ・ハウジング建設有限会社 住空間アドバイザー:秋山